キャブを付けたぜ!! by 岩佐 NA8Cシリーズ2

今から3年前 瑞浪サーキットで見たスーパーチャージャー、そしてキャブ。
当時雑誌とかでは見て知っていたものの、本当に走る姿はとてもインパクトがあり感動でした。
向井さんがその直後、SOLEXにしたこと、さらに中世古さんのすでにキレイでムダの無いエンジンルームには本当に驚いた。
たしかに古いアイテムだけど3年前のあの日以来、僕にとって「いつかは…」という物でした。

さて付けたキャブですが「SOLEX44PHH」の中古品です。
「取付はもちろん自分で!!」それが基本なのでいつものように髪切虫のガレージでやってみた。
今回は大西さん(NA8Cシリーズ2 SOLEX仕様)が仕事を休んで手伝ってくれた。
教科書は「ロードスターチューニング」と「大西さんの車」。
後はいつものように何もなく一つ一つ考えながら自分なりに進めた。
ちなみにBPの場合クーラントを抜かなくてもOKです。(後で少し足しましたが)はじめはエアクリ、エアフロ、インテークパイプを外す。
これは僕の場合ARCチャンバーだったので3分ぐらい。次にインジェクターの配線とかアダプターを外したんですけど、実はやりました。
パイプを抜いたらガソリンが飛び出しエンジンルームびしょ濡れ、しかも臭い。
あわてて手で押さえてとりあえずネジと古い配管でメクラを作って問題はOK。

しかし何かありそうな一日の予感でした。サージタンクも外す。これが一番大変。
たかがネジ9本、されどネジ9本、3番目を外す時案の定やりました。
俗に言うナメちゃったというやつ、大西&浜口は「今日はこれまで」とこの時思ったらしい。
いろいろ考えた結果トラブル慣れしている(?!ほとんど自分でおこしている)僕はテコを使ってこのピンチを切り抜ける。
さすがトラブル王。しかしながらタンクの下のネジにも時間を取られた。
狭いし見えないし配線がジャマで手は入らないし、おかげで9本目を外し終わる時には、腕は傷だらけ油だらけになっていた。
はっきり言ってここまでが大変。それを済ませば先も見えてきた。
先にキャブ用のインマニを付け次にキャブ、ファンネルの順に組み付ける。
そうそう前日作った自作キャッチタンクも付けた。
大西さんの車を見ながら同じようにつないだらキャブ車まであと一歩まで来た。
フェエールラインから自慢のステンメッシュでつなぎ点火補正キットも取り付け、バッテリーを戻してキーを回す。
なんと一発でかかるではないか。「俺ってばスゴイやん」なんて思っていると、浩先生からのTEL
「エンジンはかかるやろけど、セッティングがお前にはムリ!!」確かにセッティングの仕方なんて知らなかった。
そこで神の声「帰りに寄れ!!」片付けをしたらすぐに出発、ちょっとバラついているけどキャブってこんなもんだよきっと、そんな勘違いは一時間後にはやっぱり勘違いで終わる。
同調を取ってもらうとアイドリングは安定しさっきよりも乗りやすい。ちなみにジェットはエア200 メイン150 アイドリング1200回転とりあえず今はこのままで乗っています(エアコンもOKです)

ところがところがです、僕は一つ大切な事を忘れていた。
インナーベンチェリーの入れ換えです。そういえば大きいの入れてたんだった。
34を入れないと!!でもサージタンクが外れた喜びですっかり忘れてました。またキャブを外して入れ換えです。
トラブルもありました。オーバーヒートです。原因は水漏れ。
水の配管を「とりあえずこれでいいか」と作ったインチキが元で…。
たまたま水温計を見てた僕は車の異変に気付く。BPの場合103℃くらいで電動ファンが回る。
だからそれ以上は街では上がらない。ところが102℃、103℃上がる水温、そしてついに104℃。
「おいおいなんで!!」叫んで車を止める。あぶない、あぶない、近所のスーパーの水を拝借してトラブルクリア!!
なんと深夜25時の出来事でした。おかげで毎日オイルと水は見るようになった。なんかプライベーターっぽいですね。

そんなこんなでしたけど次はエンジンルームをキレイにしてみようと思っています。
そうそうセッティングも勉強しないと、まだまだ僕はまだまだです本当に!!では…

P.S.大西さん災難でしたね (^_^;) 岩佐君の車の下に潜ったときのすり傷はもう直ったかな? (浜口)

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